本日の段ボール|最高級 別漉 書道半紙

本日紹介する段ボールは「最高級 別漉 書道半紙」です。

そうです。この紙です!

小学校の頃授業で「習字」があったので誰もが1度は使ったことがある物ではないでしょうか。また書道教室に通ったことがある方も多いのではないでしょうか。

わたしも小中学生の頃、書道教室に通っていた経験がありますが、毎年子供の習い事ランキングベスト5に入るほど今も昔も人気のある習い事の1つです。教室の数で言うと愛知県が圧倒的に多く992軒、それに比べ鳥取県では34軒、日本全体で1万軒以上の書道教室があるという調査結果(2014年)もあります。

 

さて、書道の歴史を辿ってみましょう。

始まりは古く、600年代に遡ります。285年中国から漢字が伝わり、538年に仏教が伝来すると日本でも写経が盛んになりました。その後610年には紙や墨の製法が伝えられ書道が盛んになりました。

現在では「漢字」に限らず「かな」「漢字かな交じり」と3つに分類され、「かな」を使うことで日本らしい書道へと変化していきました。

その文字も5つの書体にわけることができます。

一番右端の篆書(てんしょ)が最も古い書体で→隷書(れいしょ)→草書(そうしょ)と行書(ぎょうしょ)→最後に楷書(かいしょ)が生まれました。

ほとんどの人が経験するのは楷書または行書ぐらいですかね。

ちょっと疑問が出てきませんか。「習字」と「書道」ってそもそも違うの?と。

「習字」とは読んで字の如く「字を習うこと」で、正しい筆順でお手本通りに書くこと。バランス良く綺麗に整った字が書けるようになることを目的としているものです。なので筆だけでなく、鉛筆やペンと言った物で書くことも目的が同じならば「習字」というそうです。

「書道」とは筆と紙を通して自己表現をすることを目的とする芸術です。ただ字を書くのではなく字に思いや感情を込めて書くので、基本的なことに加え個性が出た作品を書くための技術を身につけます。

これを調べて納得しました。書道見てると「(何の字が書いてあるか)読めない・・・」とか「この字綺麗?」と思ったことがある方もおられるのではないでしょうか。でもあれは自己表現された芸術なんですよね。だから”書道”なんです。

そしてそれを書く半紙も機械漉きの書道用紙は、低価格で気軽に使えるところが魅力です。練習をするのはこっちですね。手漉きの和紙と比べると、墨を吸い込みにくい特徴があるため、墨本来の色がそのまま活かせます。手漉きの和紙は、価格はやや高いとはいえ、濃淡やかすれや滲みもでるので、文字の表情がいっそう豊かに描き出せるということで、おそらくこの段ボールに入れられている半紙も最高級と言うことで個性のある字の書けるものとなっているのでしょう。

大人になれば書道から遠ざかってはしまいますが、冠婚葬祭で筆ペンを使ったり、お寺でも写経体験が出来るところも多いので興味があるかたもおられると思います。パソコンやスマホの普及で字を書くと言うことが少なくなっている現代ではありますが、真っ白な半紙に正座して目標を書くことで心身を鍛練するのもいいかもしれませんね☆


では最後に段ボールの情報を・・・

【サイズ】縦30.5cm×横50.5cm×高さ29cm

【堅さ】普通

結構大きな段ボールです。来年のお正月はぜひぜひ書道を書いてみてはどうでしょうか?