本日紹介するダンボールは「麻婆春雨 3人前×10袋×48g」です。
本日のダンボールを紹介する前に、当ブログでは以前紹介した焼きビーフンのブログがあります。
こちらでは「春雨」と「ビーフン」の違いについて触れているので、合わせてご覧ください。
「麻婆春雨」は、永谷園が初めて開発、販売した簡便中華総菜です。
麻婆ソースと春雨などがセットになっており、このパッケージの中身をそのまま調理するだけでとてもお手軽食卓に一品加えることができるのが特徴です。
「麻婆春雨」
実は「麻婆春雨」なんですが、中国発祥ではなく日本で開発されたメニューなんです。
中国にも「肉末粉絲」(ロウモーフェンスー)という似たような料理がありますが、こちらは汁気を完全に吸わせ、わざと焦げ付かせて香ばしさを出すのが旨さを引き出すポイントだったり、にんにくを効かせるなど細部に違いがあります。
「肉末粉絲」(ロウモーフェンスー)
さて「麻婆春雨」の開発秘話ですが、1979年9月永谷園の開発企画室長であった能登原隆史をぶらぶら社員として任命したことが始まりだったそうで、仕事中になんの前触れもなく社長室からの電話で突然呼び出されたのち、「経費などは会社持ち、報告書などはいらない、とにかく2年間ぶらぶらしてこい」という辞令が出たそうです。
余談ですが、計画をたててスケジュールを提出したところ、「計画通り動いてどうする、気楽に行ってこい」と突き返されたそうです。
ぶらぶら社員として日本は勿論、世界中を旅行、レストラン・料理店を食べ歩いたものの、いまひとつアイディアが浮かばなかったところ、どこにでもあるありふれた中華食堂で食事をとる際にでてきた中華スープを飲んだことにより閃いたそうです。
「こってりした中華スープに春雨を入れるとご飯に合うのではないか?」
このアイディアを持ち帰り、春雨と様々な味の中華スープを組合わせて試作を重ねたそうです。
その結果、春雨が豆板醤を使った辛みのある中華スープと相性が良いことを発見し、「ぶらぶら社員」任命から2年後の1981年11月、全く新しい中華惣菜の素「麻婆春雨」が誕生。商品とともに「麻婆春雨」という料理も日本中に広まり、今や中華料理の定番となっています。
さらには永谷園の定番商品である「チャーハンの素」や「すし太郎」の開発のノウハウ、販売するきっかけにも繋がったりしているそうです。
「チャーハンの素」
「すし太郎」
いまでは「麻婆春雨」は当たり前に料理として存在していますが、何が大ヒットのきっかけになり定番として存在し続けるかわからないものだと改めて感じました。
それでは最後に「麻婆春雨 3人前×10袋×48g」のダンボール情報です。
【サイズ】
縦 35.2cm×横30.1cm×高さ47.5cm
【紙質】
柔らかめ
永谷園の公式サイトにはアレンジレシピがされています。
「カット野菜で簡単ボリュームアップ!麻婆春雨」
単品で食べるのは勿論ですが、ご飯やお酒にも合いますし、野菜もたくさんとれるので栄養がとれそうです。
夏を乗り切るために一度作ってみてはいかがでしょうか?