本日の段ボール|アセサイド 6%消毒液

本日紹介する段ボールは「アセサイド 6%消毒液」です。

アセサイドといわれてもいまいちピンとこないと思いますが、消毒薬の一種です。
具体的に使用例を説明していきたいと思います。

 

アセサイド[過酢酸]は、高水準の消毒薬として内視鏡などの消毒に使用されています。そういえば、メーカーは、OLYMPUS

カメラの印象が強かったのですが、内視鏡や医療分野での活躍がめざましいようですね。

事業分野別にみたオリンパスグループの売上比率は、医療が73.0%、化学が13.6%、映像が11.0%など(2015年3月期[広報 1])。

医療が全体の70%以上を占めて、しかも内視鏡分野では世界シェア75%程度を占めるなど、医療用の光学機器や顕微鏡分野では世界最大手となっていることを

今回調べてみて初めて知りました。


話を本題に戻します。

消毒薬といえばエタノールやミルトン、イソジンなどが有名ですが、実は医療機関では10種類以上が使用されています。

例えば、

・アセサイド=過酢酸

・ディスオーパ=フタラール

・サイデックスプラス、ステリハイド=グルタラール

・ホルマリン=ホルマリン

・テキサント、ミルトン、ピューラックス=次亜塩素酸ナトリウム

・消毒用エタノール液IP=消毒用エタノール

・イソジン=ポビドンヨード

・オスバン、ヂアミトール=ベンザルコニウム塩化物

・ハイアミン=ベンゼトニウム塩化物

・テゴー51=アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩

・ヒビテン、マスキン=クロルヘキシジングルコン酸塩

・リバノール=アクリノール

・オキシフル=オキシドール

 

その中でアセサイド[過酢酸]は、全ての微生物に消毒効果を示す高水準消毒薬です。

・・・と説明されると利点しかないと思いがちですが、

効果が高い消毒薬ほど毒性が高いため使用できる範囲が狭くなり、効果が低い消毒薬に比べては安全性が高くない為用途が限られます。

高水準消毒薬=毒性が高い=用途が限られる

低水準消毒薬=毒性が低い=多用途で使われる

そのため、劣化や腐食のおそれがあるためゴム製品や鉄、銅、真ちゅうの金属には使用できません。

また毒性が強いので、マスクや手袋などの防護具の着用を余儀なくされ、厳重な管理が必要です。

 

医療器具の消毒に使用する為、安全性に配慮しながら殺菌に注力しているのですね。人の命を預かる現場の重みを感じます。


最後に「アセサイド 6%消毒液」の段ボール情報です。

 

【サイズ】縦30cm×横40cm×高さ25cm

【紙質】固め  ※運搬の安全性に配慮されているためか、分厚く、頑丈なつくりでした。液漏れの注意喚起が多く、安全性への配慮を強く感じられます。

以上、「アセサイド 6%消毒液」のダンボールを紹介させていただきました。