本日は「梅栄堂 せんこう」の段ボールを紹介します。
南無南無(  ̄人 ̄)
お墓や仏壇に手を合わせる際にあげるお線香。
周囲を浄化し仏様と向き合う準備を整えるといった仏事の用途だけでなく、
近年では香りを楽しむヒーリンググッズとしての商品展開も様々です。
香の歴史は大変古く、紀元前のメソポタミア文明や古代エジプトでは医薬・漢方薬として用いられており、
国内では聖徳太子の時代に香木が漂着したという記述が日本書紀に残っています。
流れ着いた木片を島民が何気なく燃やしたところ、
良い香りが辺り一面に広がったことに驚き、慌てて火の中から取り出し朝廷に献上したそうです。
この伝説が伝わる淡路島の枯木神社には、今も大切に香木がご神体として祀られています。
線香形状の製法は16世紀頃に中国から伝えられました。
当時は大阪の堺が中国や東南アジア貿易の中心地で、
舶来品の貿易によって強大な経済力を持つ自治都市として発展し、
重要な交易品の1つであった香を嗜む文化が花開きました。
線香づくりの決め手となるのは、厳選された原料とその絶妙な調合。
そして生師やこね師と呼ばれる各工程の職人技です。
今では家庭や寺院に当たり前のように普及している線香ですが、
貴重な香木の香りが少しでも長持ちするようにと、
職人さんの創意工夫が込められた結果なんですね( ̄ー ̄)+
ちなみに江戸時代には時間を計る、時計代わりとしての役割もありました。
禅寺では線香が1本燃え尽きるまでの時間を、座禅を続ける時間の目安としていたり、
遊郭では1回の遊びの時間を、やはり線香の燃え尽きる時間までとして計っていました。
立派に独立することを「一本立ちする」と表現しますが、
これは芸が達者になり線香が1本立っている間、
お客さんを飽きさせず楽しませることが出来たという所から由来しているそうです。
中には線香を途中で折って時間を短縮させる遊女もいたのだとか。
・・・こ、これは絶対許せなーい!!!!
※声を荒げてしまいましたことをお詫び申し上げます。
今回紹介させていただいた梅栄堂さんも堺に本社を置く老舗企業です。
天然香料を用いた伝統製法による線香はもちろんのこと、
コーヒーや果物の香り等、幅広い商品を取り扱っています。
ホームページには「仏様への香りの御馳走をお選びください」とあり、
非常にお洒落な表現だと思いました(^^♪
そんな中でも気になったのが、、
洋服の人気セレクトショップBEAMSとコラボした香木です。
ウィンドウショッピング中に見かけた時は二度見するかも!笑
最後に「梅栄堂 せんこう」の段ボール情報です。
【サイズ】縦20cm×横30cm×高さ20cm
【紙質】普通
段ボールの香りは普通でした。