段ボール豆知識 その1|段ボールの歴史や由来、構造に関して

【段ボールの歴史】

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段ボールは約160年前の1856年にイギリスで作られ、主にシルクハットの汗取りと通風用として使われておりました。

通気性とクッション性に優れていることがわかり、アメリカでは梱包材として使わるようになっていきました。

その後、日本にも伝わり、1909年に井上貞治郎の手により現在の段ボールが完成しました。

以来、形は少し変わったりしていますが、ずっと同じ製法で作られ続けています。

 

【段ボールの由来】

 

「ボール紙」に「段」をつけたことから生まれた段ボールですが、

覚えやすい ・親しみやすくなるように命名されたそうです。


【段ボールの構造 中芯とライナー】

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「中芯」

段ボールの芯の部分にある波状の紙のこと。

波の高さと一定の長さの間に波がどれだけあるかで強度が変わってきます。

波の高さが高いほど、数が多くなればなるほど強度の高い段ボールになります。

 

「ライナー」

中芯に貼り付けられている紙のこと。

外側には企業のデザインが印刷されています。

 


 

実物の写真をとってみました。

『固め』

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(※波の高さが大きく間隔が広い)

『柔らかめ』

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(※波の高さが小さく間隔が狭い)

 

段ボールの記事を作成するにあたって「硬い・柔らかい」しか見ていませんでしたが、波の高さや間隔の違いでここまで差が出るとは思いませんでした。

また、段ボールには中芯が2つ入っているもの(ダブルの段ボール)もあり、こちらもかなり頑丈にできておりました。

 

段ボール以外にも身近なものでもどのようにして作られているのかを調べてみると新しい発見があり面白いかもしれませんね・・・!