本日の段ボール|カステラ本家 福砂屋

本日紹介する段ボールは【カステラ本家 福砂屋】です。

カステラといえば長崎、長崎のお土産といえばカステラといっても過言ではありません。この包み紙のカステラを買ったことがある、もらったことがあるという方も多いのではないでしょうか。

カステラが日本に伝わったのは戦国時代。南蛮貿易が盛んだった当時キリスト教や鉄砲と共に伝来されました。その南蛮菓子を元に、日本で独自発展した和菓子です。そう、カステラは洋菓子ではなく和菓子です!!

ポルトガルから伝わったとされているカステラですが原型とされているお菓子はわたしたちが知るカステラとは見た目も製法も異なると言われており、製法が同じものを総称して”カステラ”としています。日本におけるカステラは長崎が本場とされており、「長崎カステラ」と呼ばれるものの元祖がこの【福砂屋】さんです。

カステラを応用したお菓子として「会津若松市の会津葵」「愛媛県のタルト」「島根県の八雲小倉」「平戸市のカスドース」「長崎市の桃カステラ」などがあります。

 
料理としても「鮮魚カステラ」や「伊達巻」もカステラの調理法を応用しています。ちなみにポルトガルにはカステラというお菓子はなく、原型は不明とのこと。歴史が古いお菓子なだけに正体が掴みづらいものとなってそうですね。

1557年に宣教師が作ったお菓子の1つに「角寺鐵異老(カステイラ)」がありました。1600年前後成立の南蛮料理書にはカステラの製法が載っており、江戸中期、江戸城では日本のお菓子として勅使の接待などで提供されていたとあります。この頃には現在の長崎カステラの原型に近いものが作られています。

長崎カステラの特徴である水飴の使用は明治時代以降で、水飴を使用することで現在のしっとりとした食感となりました。また鶏卵・小麦粉・砂糖といった栄養価の高い材料の使用から、消耗性疾患に対する一種の栄養剤として用いられてこともあったそうです。

 

さて、この福砂屋さん。元祖を名乗るだけあり創業は1624年(寛永元年)徳川家光が将軍の頃です。これだけでも歴史が伺えます。お店のほうも趣があって”老舗”という感じが漂っています。

「カステラ本家」は商標登録もされおりお店のロゴにも創業が書かれています。そして看板には中国のめでたい動物といわれている蝙蝠が使われています。パッと見るだけでも目を惹くロゴですよね。

福砂屋のカステラには工夫があります。

・伝統の味と製法を守り、ミキサーを使わない「手わざ」

・厳選素材と卵へのこだわり

・ふっくらしっとりの仕上がりを生み出す「別立法」

・カステラの底にザラメが残るカステラ

だそうです。こだわりを見るだけでも美味しそうです。HPには福砂屋の手わざムービーもあるのでぜひぜひ見ていただければと思います。機械的に作るのではなく美味しいもの作っていますというのが伝わってきますよ♪

前述に栄養剤として用いられたと記述しましたが、スポーツ選手が練習や試合の前後のエネルギー補給としてカステラを食べているそうです。エネルギー源となるようですね。お菓子としてだけでなく新しい可能性を秘めたカステラ。これからも末永く愛される食べ物になりそうですね。


では最後に段ボールの情報を

【サイズ】29cm×45cm×16cm

【堅さ】やわらかめ

よく見ると段ボールにも看板にも使われている蝙蝠の柄が入っています☆