本日の段ボール|LDビバレッジ 尾鷲路 熊野古道水

本日は「LDビバレッジ 尾鷲路 熊野古道水」の段ボールを紹介します。

こちらの水の採取地は「熊野古道」の宿場町であった三重県尾鷲市。

水質で最高ランク認定を受けている「三木里海水浴場」や、

透明度が高く奇跡の清流と呼ばれている「銚子川」があるなど、

非常に水資源に恵まれた地域です(^^♪

熊野古道とはかつて伊勢神宮から熊野三山への参詣道に使われていた山道。

「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されています。

元々、紀伊山地は神々が宿る特別な地と考えられていましたが、

仏教伝来後は僧侶が特別な力を得るための修行を行う場所にもなりました。

これは日本古来の自然崇拝から生まれた「神道」と、

大陸から伝来した「仏教」が融合した「神仏習合」という風潮で、

神も仏も柔軟に受け入れ信仰するという考えは日本全土に広まっていきました。

近年、世界遺産認定の指針の中で「文化的景観」の概念が重要視されています。

ただ貴重な建造物や雄大な自然が存在するだけでなく、

互いの関係性を感じ取る事ができるか、文化を表現しているかという見方です。

「紀伊山地の霊場と参詣道」も長年変わらない自然環境に人々が意味を見出し、

山岳信仰の霊場と修行のための道を作り出したという経緯が評価され、

日本で初めて文化的景観が認められ世界遺産として登録される事になりました。


世界遺産という理念が誕生するきっかけとなったのは、

1960年にエジプトのナイル川で始まったアスワンハイダムの建設とされています。

「エジプトはナイルのたまもの」という言葉でも有名なナイル川は、

定期的に洪水を引き起こす事で肥沃な土地を生み出し、

農業の発達と共に古代エジプト文明という強大な国家が誕生しました。

しかし現代においては氾濫を防止し、水力発電による安定した電力供給が必要とされ、

国家事業による巨大なダムの建設が計画されました。

ところが今度はダムが完成すると、

古代遺跡のアブシンベル神殿等がダム湖に水没してしまう危機に。

そこでユネスコが遺跡救済キャンペーンを世界に向けて発信。

世界中から技術と資金が集まり、

アブジンベル神殿は無数のブロックに切り分けられ、安全な場所に移築する事が出来ました。

今は観光誘致の面が大きくなりがちですが、

民族や国家を超えた人類共通の宝物を守り協力し、

互いに尊重し合う世界を作ろうという本来の理念を大切にしたいですね( ̄ー ̄)+

ちなみにこのアブシンベル神殿の入り口にそびえる4体の巨大な像。

左から1番目は当時の王様ラムセス2世(30歳)

左から2番目はラムセス2世(40) ん?

左から3番目はラムセス2世(50) ・・・。

左から4番 以下略

だそうです。自己顕示欲もさすが王様級!笑


最後に「LDビバレッジ 尾鷲路 熊野古道水」の段ボール情報です。

【サイズ】縦20cm×横30cm×高さ30cm

【紙質】普通