本日の段ボール|駿台文庫

本日紹介する段ボールは、駿台文庫株式会社です。

 

駿台文庫は、言わずと知れた大学受験予備校の名門である駿台予備学校が直轄する出版社です。

設立なんと1968年です。丁度今年で、50周年を迎えるという老舗の出版社です。

 

1968年といえばいわゆる高度経済成長期の真っただ中です。

日本のGNPが、当時の西ドイツを抜いて、アメリカに次ぐ世界第二位になった年でもありました。

東洋の奇跡」とも呼ばれた日本の戦後経済成長の象徴ともいえる出来事です。

また、昭和最大の謎ともいわれる3億円事件の発生した年でもあります。

そんな昭和の激動の中で生まれた出版社なんですね。


もともと駿台文庫は、駿台予備学校の教材や試験問題の編集・制作を担っていた出版部門として出発しました。

その後、一般の大学受験者用、高等学校採用限定用の学習参考書・問題集の出版なども手掛けるようになりました。

本格的な出版の第一号は『基本英文700選』(鈴木長十・伊藤和夫 共著)でした。

この本は、学生時代お世話になった人も多いかもしれません。

出版から50年たった今だに、版を重ねて刊行されるロングセラーというから驚きです。


また、駿台文庫を象徴する出版物が『青本』です。

青本とは、正式には「大学入試完全対策シリーズ」とよばれる国公立や有名私大といった難関大学専門の過去問集の俗称です。(Wikipediaでは俗称となっていましたが、駿台文庫のHPでも『青本』となっていたので公認の名前なのかもしれません。)

コチラも1982年から刊行されている人気のシリーズです。

有名な赤本との違いは、こちらは国立や有名私立などに的を絞って出版されている事です。

また、青本の解説は駿台予備校の講師が書いているので、詳細で質の高い解説が乗っています。

東京大学や京都大学などといった難関大学を受験したという人は、お世話になった人も多いのではないでしょうか?


最後に段ボールの情報です。

 

【サイズ】縦16cm×横27.5cm×奥行き20cm

【紙質】普通

『信頼と実績の教育図書出版』という言葉が、長い歴史に裏打ちされた出版物に対する自信を表しているように感じました。