本日は「伊那食品工業株式会社 かんてんぱぱ」の段ボールを紹介します。
「かんてんぱぱ」は職人が手間をかけて煮溶かし和菓子に用いる物だった寒天を、
手作りこそ家庭の温かさの源だというポリシーから、
お湯でサッと溶ける様に開発された「日常生活でも気軽に使える」製品シリーズです。
ゼリーやババロアといった本格的な手作りデザートから、
スープの麺、炊き込みご飯のお米の代用品といった商品など幅広く展開されています。
低カロリーで食物繊維が豊富、自由に味付けも可能ということで、
近年ではダイエット食品の定番中の定番と言える存在ですよね(^^♪
ちなみに私もこちらのごまドレッシングを冷蔵庫に常備しております。オススメです。
また食品だけでなく業務用製品として、
科学や医療分野で用いるゲル化素材も取り扱っています。
微生物の培養に使われる「寒天培地」。
従来使われていた液体培地は雑菌混入に弱いという面がありましたが、
寒天により凝固する事で、雑菌の存在に気づき易く切り離す事もできるというメリットが。
古くから日本の重要な輸出品の1つであった寒天ですが、
この培養法が生まれた事により国際的需要が急激に高まり、
細菌の培養という戦略的な用途として利用される事を危惧した政府は、
第二次世界大戦中に輸出を禁止した事もあるのだとか( ̄。 ̄)
寒天はテングサという海藻を煮溶かし固めて作る食品です。
と簡単に言いたいところ・・・ですが、
実はこれで作られる物は「ところてん」です。ところだけに。
寒天は更に凍らせて乾燥させた物になります。
・ところてんは海のミネラルが含まれているが磯臭さも残っている。
・寒天は全く含まれないが無味無臭に近いので用途が広がる。
といった違いがあります。
元々ところてんの作り方は中国から伝わっていたのですが、
厳冬期にたまたま外に出してあった物が干物状態になっていたのが寒天の発祥。
「寒」空で置いて作る ところ「てん」から命名されたと言われています。
ところてんについては、過去ブログでも紹介しております。ぜひこちらもご覧ください。
国内の寒天の名産地として挙げられるのは岐阜県や、
今回紹介させて頂いている伊那食品工業さんが本社を置く長野県です。
原材料が海藻にも関わらず両県とも海に面していないので不思議に思ったのですが??
これは綺麗な水、冬には氷点下になる気温、乾燥した気候といった様に、
寒天作りに最適な風土を持つ土地だからだそうです。
良く採れるから名産物になったという話は耳にする事が多いですが、
こういった経緯で定着する事もあるんですね!非常に興味深いです。
最後に「伊那食品工業株式会社 かんてんぱぱ」の段ボール情報です。
【サイズ】縦30cm×横45cm×高さ15cm
【紙質】普通
ふるさとだよりと題し、小学生の登下校の様子が描かれています。
地域に根ざした企業活動を行っている事が伺えますね。