本日のダンボール│吟醸 久保田 千寿

本日紹介するのは「吟醸 久保田 千寿」です。「久保田 千寿」は1985年の久保田発売時に最初に誕生した、久保田の原点ともいえるお酒です。

 


 

「久保田 千寿」を造られているのは、新潟県長岡市越路地域にある朝日酒造株式会社です。
新潟といえば米の産地として有名ですが、越路地域では古くからその風土を生かした米づくりが行われ、新潟県内でも特に指折りの米どころとなっています。
かつての杜氏が「お酒の品質は原料である”米 ・水”の品質を超えられない」と日頃から表現していたほど、お酒造りにおいて「米」と「水」の品質は重要なもので、こちらの朝日酒造株式会社においてもそれは例外ではなく「米」は農地所有適格法人(農地や採草放牧地を利用して農業経営を行うことのできる法人を指します)を設立し、酒造適性の高い酒米の栽培と、それらを実現させる栽培研究を行って理想の米を追求したり、「水」は新潟県内でも硬度が低く、お酒造りに適した地下水脈の軟水を使用するなど、品質や、美味しい日本酒を造るための強いこだわりを感じます。


ところで、この「久保田 千寿」を飲む以外にも楽しめるようになったことをご存知でしょうか?
それがこちらの

「日本の銘酒 SAKE COLLECTION」!
株式会社バンダイから発売されており「久保田 千寿」の他、「黒松白鹿」「酔鯨」「一ノ蔵」「獺祭」など人気銘柄を集めた全5種で、国内最大の日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES(サケタイムズ)」監修でラベルのデザインまでリアルに表現されたミニチュアモデルです。
「ミニチュアってどれぐらいのサイズなの?」という方のために、文庫本と比較をすると

これぐらいのサイズです。文庫本の1/3程度の大きさですが、ラベルのデザインは細部まで再現されており、本物と見分けるほども難しいほど。

左が本物で、右がミニチュアです。本当にそっくり!
ちなみに、比較として挙げた本「堕落論」を書いた文豪・坂口安吾は新潟県新潟市の出身で、お酒に関する随想「酒のあとさき」ではお酒を飲む理由について「なぜ酒をのむかと云へば、なぜ生きながらへるかと同じことであるらしい。」とまで断言しているほどのお酒好きだそうです。
これらの随想には中原中也や尾崎士郎といった名前が登場するため、安吾が酒を通じて様々な作家たちと交流を深めていたことが分かりますね。


故事ことわざ辞典にも「酒は百薬の長」(「適量の酒はどんな良薬よりも効果がある」とお酒を賛美した意味です)とあるように、実際にお酒を適量飲むことでアルコールが悪玉コレステロールの増加を抑え、善玉コレステロールが増加することや血液が血管の中で詰まりにくくなるため心筋梗塞や狭心症など、虚血性心臓病を予防する効果が確かめられているそうです。

皆さんも、適量を守って楽しんでみるのはいかがでしょうか?


それでは最後に、ダンボールの情報です。

 

【サイズ】縦23cm×横35cm×高さ41cm

【硬さ】硬め

瓶のラベルと同じく、シンプルで分かりやすいデザインです。