独特の形状をした瓶に入った爽やかな炭酸飲料ラムネ。
日本の夏の風物詩といえば、
縁側に座って風鈴の音を聞きながらラムネを飲む。
なんて光景が浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
ポンッ!と開けた瞬間にシュワシュワと溢れ出る泡。
小心者の私はよく失敗して手を汚していた記憶があります。
あとは中のビー玉が欲しくて壁にぶつけて瓶を破壊したり・・・
※良い子はマネしないでね
そんなノスタルジックな部分も魅力の1つですよね♪
日本に初めて炭酸飲料がやって来たのは、
ペリーが黒船で来航した際に、
交渉に当たった幕府の役人にラムネが振舞われた時だと記録されています。
ラムネの栓を開けた時の音を銃声と勘違いした役人たちが、
一斉に刀に手を掛けたという話も伝わっています。
いかにも開国、異文化交流のはじまりといったエピソードですね(^^)
ちなみに同じ様な炭酸飲料「サイダー」との違いは、、
入っている容器(栓)の違いです。それだけ!
ラムネはレモン風味の炭酸水であるレモネード(lemonade)、
サイダーはリンゴ酒を意味するシードル(cider)から由来しています。
元々はレモン、リンゴ風味の全く別の飲料だったのですが、
日本独自の発展と普及の中で境界が曖昧になり、
現在では「ビー玉栓入りの炭酸飲料」がラムネ、
それ以外の王冠栓などがサイダーと定義されています。
・・・ど、独自に発展しすぎ?笑
ラムネの最大の特徴であるビー玉栓。
炭酸水が瓶一杯になった瞬間に逆さに返すと、
中のガスの圧力でビー玉が飲み口部分に押し付けられ、栓が出来るという仕組みです。
販売当時はコルク栓が主流でしたが、
コルクは高価な上に炭酸が抜けやすいという短所があったため、
ビー玉栓が発明され世界中に広まっていきました。
あの独特のデザインは遊び心ではなく、
非常に実用性に優れた形状をしているんですね!
近年では昔ながらのフォルムはそのままに、
リサイクル用の素材やビー玉が取り出せ分別可能にするなど時代の変化に対応しています。
飲料容器の主流が瓶から缶やペットボトルに移り変わり、
ラムネは容器代が高く合理性に欠けてしまう商品だそうです。
それでもこの文化を守っていこうというメーカーさんの想いが込められているからこそ、
現在も変わらず幅広い世代の心を捉え、
喉と心を潤してくれる味がするのかもしれません(* ̄ー ̄)
_____
最後に「ラムネ 250mlx30本」の段ボール情報です。
【サイズ】縦20cm×横30cm×高さ20cm
【紙質】普通